好転反応ともみ返し

整体などの施術を受けた後、一時的にかえって具合が悪くなったように漢字つことがたまにあるのですが、これを好転反応といいます。

薬の副作用とは違い、「出さなきゃいけない反応」ですが、中にはご不安な方もおられるかと思うので一通り。

1.体が緩み、今までたまっていた毒素や老廃物などが外に出たり処理されたりするために体をめぐる時の反応です
だるさや眠気がメインですが、時々発熱される方もおられます。
2.慢性的な不調が、昔の状態（痛めたころの状態）に戻ることで、一時的に悪化したように感じる反応。
炎症が起こることもあります。
体が痛くなったり、痒さや汗をかくこともあります。
寝汗をたっぷりかいた…という方も。
3.身体の解毒作用が機能し、1.で廻ったものを処理したり、排除するときの反応です。
吹き出物や、下痢、尿の色が濃くなることもあります。
4.1.と似ていますが、いままで血行が良くなったことで、老廃物を含んだ血液が一時的に体内を巡る時におきます。
やはり、発熱や吐き気、腹痛、だるさなどが多いようです。

色々書きましたが、つまり、元気になるための毒を出すための反応ということです。
副作用は、本来の目的とは違う働きのコトなので、これが違うところ。出るなら出ちゃったほうがいいのが好転反応。なるべく出ないほうがいいのがお薬の副作用です。

あれ？もみ返しは？
と思った方。もみ返しは、好転反応ではないんです。

もみ返しは、筋肉に強い刺激を与えた結果、体が傷ついた状態です。
しばらく続くことと、グリグリされたところが痛くなるのが特徴です。
早い話が、やりすぎですね。

当院では、筋肉をグリグリしないので、もみ返しは、ほぼ起こりません。

様々な療法を受けられるときの参考にしてみてくださいな。

ほかにも様々な反応がありますが。水分を取って暖かくしていると、一日～数日で抜けていきますから、どうぞご安心ください。

体は、こんなに疲れるまで頑張ってくれてたんだなってことで、少しお休みしてあげましょう。